さてやってきました!
自由気ままに過ごす月曜、突撃レポート後編を始めていきたいと思います。
なんと今回は本プレゼンでですね、準備は1週間のみ!
かけた時間は実質2時間くらいなのですが(汗)
前回の振り返りと、この講義の課題を少しまとめていきましょう。
この講義は「現代を生きる」というもので、グループワークを通して、教授から出される課題について、自分たちの視点から解決へと根拠に基づいて説明できるようになるというタイプの少人数グループワーク系講義です。
そして、今回課された課題テーマは
【福岡大学に新しい講義を設定しよう】
というもので、その課題は初めて聞いた時はとても個人の中ではやる気が満ち溢れてくるタイトルでした。
しかし、自由勝手に学生に作らせてはそれが有用的なものができるかと言えば保証はありません。
なので、設定をするにあたって条件が課されています。
▹地域と関わる内容を含むこと
が最低必須条件として課されていました。
他にも、記してはなかったですが、
・募集人数の最低ボーダーライン
・学ぶにあたって何を主と置いているか
・講義についての予算案
等々、をクリアしていかなければならない暗黙の了解のような事項は沢山あります。
さて、今日に至るまで、この講義について様々な人と見解を述べ合う時間があったのですが、そこでまとまった私自身の意見があります。
第一に考えることの違い、です。
よく学生に多いのは、例を挙げると
「地域と関わることを題材にしなさい」と言われると、第一に地域とつなげることを考えてしまいがちです。
まずそれを否定。 「違う!」
学校の授業をひとつ作るという前提が、大前提にあるのであれば、第一に考えることは、
【学生に何を学んで欲しいか】
が1番に来なければいけない課題なんです。
これを、課題を出された学生はすぐに履き違えがちです。
そして、2番目に来るのも地域と関わることでは無いと思っています。
2番目に来るのは何か。
【学生がこの講義を取りたくなるかどうか】
まず、この講義を設定して、地域と関わることを大前提に置いたとしましょう。
講義内容、テーマが面白くなく、興味をそそらなければ学生にとって貰うことすらできません。
学生にとって貰えなかった講義で、地域と関わる?
まず不可能ですよ。
クリアする順序が理解出来ていない。
正直私が全グループのプレゼンを見ましたが、全てがそう。
地域。というワードに囚われすぎている。
ひとつの班にこういう質問を投げかけました。
「時間割作成表に君たちの講義が載っていたとして、君たちはそれを取ろうと思いますか?」
という質問です。
沈黙が訪れましたよ。
まぁそれが答えなんですけど。
作った本人たちですら、これ取りたい!と思えないような講義を、第三者が見て誰が興味を持つんですか…。
その班は、私が見た中で一番プレゼン内容が纏まっていて、思考を凝らした講義内容と説明が分かりやすいようにポスターに書かれていた班でした。
その班ですら、言い方悪いですが、その程度でした。
私の考えた講義テーマ、課題解決に向けた発表についてはあとの方に載せています。
正直この考え方どうこうは、頭の良し悪しではなく、この考え方をする場面を何回経験し、場数を踏んだかという点に勝るものは無いです。
学校で先生達が口にすることがある、「考え方が浅すぎる」・「薄っぺらい内容」というのは、根本に考えなければならないことを考えられていない人達の意見・発表についてよく指摘される事です。
例えば今回のプレゼンにあった講義タイトルでは、「伝統行事と地域活性化について」「地域とコミュニケーション」だったり、常に地域に密着している思考がダダ漏れでしたね。
書きたいことは分かるんですが、勿体ない。
さて私のは私ので「個性」としか言い様のない講義ではあるのですが…。
【アナログゲームで学ぶコミュニケーションⅠ】
というテーマで発表致しました。
(プレゼンポスターの写真を撮り忘れてました…。)
構成については
●テーマ
●背景
●概要
●詳細
●講義内容(15回分)
●課題
といった、シラバス形式に沿った内容にしました。
これは他の回のタイトルにもしようと思っていることなのですが、やはり何事にも「第一印象」は大事なことだと思います。
特に他人とコミュニケーションをとるにあたり、第一印象の悪い相手には話す側としては情報を与える気にはなりませんし、聞く側としても親身になって聞こうとはなりません。
講義内容の点でそれは扱っているのですが、第一印象の重要性、良くすることのメリットと悪い印象が与えるデメリット。
個人で自分を振り返ってもらう回というのを第1回講義として扱い、それ以降は議論形式によるゲーム(人狼ゲーム)によって自分の意思を主張できる力を身につけること、人に伝える力、そして、人から与えられた情報の整理、情報取捨選択の力をどんどん付けていってもらおうという内容でまとめています。
後ほど画像を追加して潜入レポート改訂版をまた広報しようとは思っていますが…。
そして、なぜ議論形式でコミュニケーション能力の向上を図ることにしたのかという点では、今でも既にコミュニケーションを鍛えると謳っている講義は沢山あるのですが…。
それほど重要視されているコミュニケーション。
いくら少人数とはいえグループワークを常に行うだけでは個人のスキルが高まっていないと考えています。
何故なら、私もそういった講義を取ってきたり、アシスタントで入ったりさせてもらっていましたが、キャリーが多い。
キャリーとは、できる人に任せきりにして、その人の意見や決めた内容を言うだけだったり、流されるままに従う人のことです。
私もグループワークは大人数講義よりもだいぶ好きで、よく主体となって動くことが多いですが、とてもキャリーの存在は目障りです。
甘えや面倒くささ等から来るものではあるんでしょうけれども、グループワークは、その楽をさせてしまう悪い点を有している形式なのです。
それを解消するために、「完全個人意見主張型の議論形式のスタイル」を用いようと思いました。
もちろんこれでも人の意見に乗ることは出来ます。
しかし、括弧書きしていた通り「人狼ゲーム」の中では個人が判断材料にされます。
人の意見に賛同してばかりでは、相手を説得できないのです。
その力を自分で鍛えて欲しいという所からこの設定になっています。
そこが背景・概要にある点です。
少し頭を悩ませた部分は詳細でカバーすることにしました。
ここで出てくるのが「地域」と呼ばれるワードです。
皆が囚われていた、「地域と関わる講義にする」という部分を私がどう解釈したかというと…。
半ば強引ではありますが、福岡兼ゲーム業界という範囲に地域を絞り込み、「福岡大学OBやゲーム業界の外部講師に来ていただき、ゲームを通してコミュニケーションをとり、ゲーム外のお話で福岡で働く良さだけでなく、実際に社会人として福岡に住んでいることの良さ、福岡の現状を詳しく知ることで、福岡大学を卒業したあとの選択肢として、福岡に留まることを選択の余地に入れる」ということを講義を進めていくにあたって目的のひとつとして、地域と関係を持つ課題にアプローチしました。
そして、最後に課題
これはまだ改善の余地が多々あり、工夫が凝らせる面白い点だと思っていますが。
講義開始時・終了時のリフレクションシートの記入はもちろん、めあてと反省を踏まえてしてもらうのですが、「ブログを書く」ことを課題に設定しています。
プレゼンのまとめということで、この講義についてのメリットをまとめたのですが、まず一点目は福岡で働く社会人の方の生の声が聞けること。
二点目、ゲーム形式によって、他の講義より意欲的に講義へ参加してもらう見込みがあること。
学生はそれにより、背景・概要の点で述べた、個人の能力の向上につながること。
三点目、課題のブログ作成により、自己紹介のツールとなるものを得ることが出来る。
そして、互いにブログを公表し、添削、コメントでの意見・質問を交わす上で、言語化能力、文章力が身に付いていく。
さらに、ネット上で行われる行為であるためネットリテラシー、マナーやモラルについても触れて、学ぶことが出来る。
様々な観点から、自分の力を伸ばすプログラムになっていると思います。
正直2時間足らずで完成したこのプレゼン資料と内容ですが、濃いものができたと自負しています。
この「福岡大学の講義を作る」というプロジェクトは実質私の中では2週間完結型のプログラムとなっていますが、実際これを5~6週間の講義を通して作るわけです。
本気でやればものすごいものが生まれると思います。
意欲的に物事に取り組める学生が増え、そんな人達との繋がり、輪に入ることが出来れば充実することは間違いなしですね。
今回飛び入りでこんな形で参加させていただいた、「現代を生きる」の担当の教授である寺田先生を始め、ほかの先生方、受講生の皆さんには受け入れて頂き、感謝感謝です。
すごく楽しかった!
またこういった刺激のある講義、面白い先生のお話には首を突っ込ませて頂きますので、ぜひ皆様、私に宣伝してください!
お待ちしておりますm(_ _)m
これで2週間にわたる、【現代を生きるー勝手に潜入レポートー】を締めたいと思います。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!
ここからちょっと小話…
▹ブログを読んで行くとわかる限り、私はまぁ変人と部類されることがよくあるんですが…。
人と話すことが好きなんですよね。
そんな人他にも沢山いると思います!!
てなわけで、不定期開催、他愛のない話・終着点の見つからない話・雑談をキャスで一緒にやりませんか?
コメントを貰いながらの永遠のお話を是非やっていきましょう!
興味のある方・企画なにかされたい方はぜひ私の方まで気軽に連絡ください!
待ってマース!
それでは!